アナフィラキシー
=医薬品などに対する急性の過敏反応
 医薬品投与後多くは30分以内に、皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状を呈する。

頻度の多い医薬品

造影剤、抗癌剤、解熱消炎鎮痛薬、抗菌剤、血液製剤、生物由来製品 etc

症状

皮膚症状:かゆみ、蕁麻疹、紅斑、発赤など
消化器症状:腹痛、吐き気など
呼吸器症状:声のかすれ、くしゃみ、喉の痒み、息苦しさなど
他:視覚の異常、意識混濁、蒼白など

リスクファクター(患者の)

・アレルギー反応の既往
・アレルギー歴
 食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーetc

治療(意識障害の場合)

*早期発見・対応重要

循環器症状(動悸、冷汗、血圧低下、意識障害)
 ↓
・アドレナリン筋肉注射
・酸素投与
・ステロイド剤点滴
・H1受容体拮抗薬点滴
・ネブライザー
・呼吸不全時 気管内挿管OR気管切開
・急速輸液後リンゲル液に変更
・5~30分間隔でアドレナリン筋肉注射OR静注
・ドパミン製剤

その他

経静脈投与の場合、致死的反応おおよそ5分以内に生じる。
一般に発症早い⇒重篤、遅い⇒軽い傾向
通常多くの症状は適切な治療により10~15分で改善、1~2時間以内に回復

参考文献
厚生労働省『重篤副作用疾患別対応マニュアル アナフィラキシー』2008.3
篠澤洋太郎ほか『ショック管理Q&A~迅速で、的確な対応のために~』総合医学社、2009

弁護士 池田実佐子